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Doki Doki Literature Club! その2

先日の続きで。
3周目以降のことやら、色々考察やら。

今回もネタバレしかしないので別窓で。




■3周目
このMonikaだけの世界。
一度ここに入ってしまうと、抜け出すことが出来ません。
セーブ・ロードの意味もなくすため機能ごと使えなくなり
既読スキップ(未読含む)もCtrlキースキップも
『そんなに焦らなくてもいいから』と言ってロックされます。

一度シャットダウンして立ち上げ直しても、ここにたどり着き
タイトル画面にはいきません。
(いきなり切ると、Monikaに色々と言われますが)
で、この世界。Monikaとずっと2人きり。
その中で、とりとめのない日常会話が永遠に続きます。
実はベジタリアンだったこととか、部のこととか色々。
大体60パターンくらい用意されてるようで。
さらっと怖いことも言うので、他のルートとは別の意味でショックかも。
Sayoriの指の赤いこととか、Nathukiのキャラクタ性についてとか。
ひたすら待って話を聞いてると、結構根っことなることを話し始める。

あの3人は、所詮はゲームの中で組み込まれたプログラム
でしかないということ。
それと自分(Monika)もプログラムでしかないこと。
これについては、この空間で永遠と話していて
ループし始める会話を聞いているうちに感じ始めます。
だから全ては、Doki Doki Literature Club!を作り出した
制作者の手のひらで泳がされてるにすぎないということ。
色々な話を聞いていくうちに感じるのが、このゲームの主題となるのは
昨今の使い捨てのように作られ消されていくキャラクタ文化への警鐘。
Monikaだけの世界というのも、ある種プログラムからの洗脳に
近いものがあったりで、色々とサイコなところを見せてくれる作品です。

『ずっと私だけを見つめて。あなたのことだけが好きだから』
Monikaは絶対に裏切らない。

当然です。プログラムだから。そこは人じゃないから。
ゲームとしての見方をすれば、Monikaの純愛になるけれど
裏を返して現実を見てみれば、そこが真意となる。

だから何度も言われる。
キャラクターファイルの私のデータだけは触らないで。と。
YuriやNathukiは、あそこを消しただけでまっさらになって
2人きりになれたから簡単だったと。
このゲームの特殊なところで、ゲーム起動しているときに
ゲームファイルをいじると、中身が変わる仕様が施されています。

そのため、いきなりゲーム開始してMonikaのファイルを消すと。。
Sayori『……………なんで?!』 ………となり、まぁ展開かわります。
(あまり後味よくないけれど、ラストで10分待つとメッセージも現れる)

Monika世界から脱出する方法はただ1つ。
データをこちらから手動で消す。
それだけのこと。

だけどここまできて。消すということに躊躇う。
ここまでプレイヤーに委ねられるというのも中々ない。
消さなければMonikaととりとめのない会話続けられる。
だけど明らかに今の世界、Monikaとだけの空間はおかしい。
何故かキャラクタを消すということを躊躇するのは
実際にプレイしてみるとわかる。

それでも、4周目の道へ行くため、意を決してMonikaを消す。


■4周目
ラストとなる4周目ではMonikaが消え、3人だけの
Doki Doki Literature Club!となります。
ゲーム画面ももとに戻ってタイトル画面もある。
ただそこにMonikaがいないだけ。
ゲームを始めてみても、普通にSayoriとの日常の会話からはじまり。
主人公が今度は自分の意志で文芸部へ入部することを決めるくらい。
Sayori、Yuri、Nathukiの見慣れた3人がいて
四人目として主人公が入部して無事、部活として開始できる。
今までないくらい普通な展開。もう誰も傷つくことない幸せな世界。。。





な、わけないよね。うん。




このDoki Doki Literature Club!世界の仕組み。
文芸部部長っていう役になると、この世界の全てを知ることになる。
今まであった惨劇も、Monikaがしてきたことも全部引き継ぐことになる
それに選ばれたのが、前に副部長でもあったSayori。
全てを知った上で、今度はSayoriが主人公を閉じ込めようとする。

というのが4周目。
ここまで書いたけれど結末は書かないようにします。


……と、色々書いてみてまとめてみると。
かなり異色なものですが、中身を見て見ると
数あるギャルゲーADVノベルの形を全否定するものになってます。
Nathukiみたいな性格(ツンデレ)の女の子が、
本当にいたらどう思う?とかMonikaに聞かれたりもします。
それでいて、私のデータをUSBに保存して持っていてくれたら
ずっとあなたのそばにいられる。とか言われたり。
データに感情があれば、それはこういう形になるのかな。
など様々な考察が絶えません。
そしてこのゲーム。全てに対して
正しいと言われる答えとなるものを提示されてません。
Sayoriが自殺する経緯についても、なぜそこへ至ったのか
Yuriの自傷する性格についても、告白からの自決についても
Nathukiの内情にしても、話はあれど語られることもあまりなくゲロる
Monikaに関しても、自分の選択肢がないから
主人公が自分を選ぶルートを作りたかった。と簡素な理由あれど
なぜこんな形をとったのか。

で、このDoki Doki Literature Club!の世界で、何が正解なのか。
一応答えとしてあるのが、最後のEDですが。

プログラムで完成された世界の中を抗ったMonikaでさえも、
ただ破滅していく中を泳がされていただけということだったりもします。



語りだすと絶えなくなりますが、
本当にフリーゲームとは思えないくらいの出来で
商業と比べても、近年稀に見ぬADVノベルとしての傑作でした。
あからさまなグロ描写はないのですが精神的ダメージの
とても大きい演出が多いので、好みは確実に別れます。
入り込みすぎて変なトラウマを生み出しかねないので
見てられないと思ったら、止めるほうがいいです。

ただそうした結末の先に、
このゲームDoki Doki Literature Club!の真意となるものがあります。

恋愛ADV → サイコホラー → ゲームという世界への情愛

根っこの部分が見えた時、このゲームの本当の面白さが見える
作品なのかもしれません。
もし興味がありましたら、フリーゲームで日本語化パッチも
作られてますのでぜひプレイしてみてください。


■ちなみに
有志で作られたMonika Afterなるものがあったりもします。
こちらはMonika世界を拡張されたMODです。
有志とはいえよく出来ているので、こちらも時間があれば
クリア後に遊んでみるといいかもしれません。
(個人的には原作のMonika世界のほうが異質な感じで好きです)



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プロフィール

杜若 あひる

  • Author:杜若 あひる
  • ゲーム作ってます。
    かにまち~Kanimachi~
    ↓ 1.00 配信中です ↓
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    『Serenade』配信中
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